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2025年始のご挨拶

2025年1月7日

新年、あけましておめでとうございます。

旧年中は格別のご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

 

昨年は、新型コロナウイルスからの回復とともに、フィラピーにとっても成長と挑戦の一年となりました。多くのイベントや学会を通じて、皆様と貴重な時間を共有できたことを心より嬉しく思っております。特に昨年は、例年の台湾や日本での学会出展に加え、初めて南米および中東へ進出しました。

 

アルゼンチンで開催された WCN(World Congress of Nephrology) やオマーンで開催された OSNT(Oman Society of Nephrology and Transplantation) において、フィラピーの可能性を広く発信し、医療分野での信頼をさらに深める大きな一歩を踏み出しました。

 

日本国内での活動もさらに充実いたしました。2024年には発表された演題数が過去最高の16演題に達しました。JSDT や関東甲信越臨床工学会での研究発表やランチョンセミナーを通じ、多くの医療関係者の皆様にフィラピーの効果やメカニズムを深くご理解いただく機会を創出しました。10月には第9回フィラピー研究会のオンライン勉強会を開催し、参加者はついに100人を突破いたしました。さらに、3月に新たに開始したメールマガジンもご好評をいただいております。

 

また、昨年の台湾本社での活動では、特に印象的な出来事がございました。12月には広島大学原爆放射線医科学研究所の東幸仁教授がフィラピー主催の医学サロンにて「血管内皮機能」をテーマにご講演くださり、フィラピー本社にもご訪問いただきました。このような交流を通じ、フィラピーの活用可能性をさらに深める貴重な機会となりました。

 

本年も、医療従事者の皆様とともに課題解決に取り組み、現場の声を反映したより良い製品とサービスの提供に努めてまいります。

 

新しい年が皆様にとって健康と幸せに満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


2025年1月吉日
株式会社フィラピーメディカルジャパン
代表取締役

李 其然

6月のJSDTでは、フィラピー関連の研究が10演題発表され、展示ブースではメカニズムを前面に押し出した展示が好評を博しました。例年以上に注目を集め、多くの方々にフィラピーの原理や効果への理解を深めていただきました。また、フィラピー/遠赤外光線療法の使用経験を医療現場の第一線で活躍する皆様と交流する機会を拡大させるため、フィラピー研究会のメンバー募集もサポートしました。

 

さらに、9月の関東甲信越臨床工学会では、フィラピー初のランチョンセミナーを開催しました。群馬パース大学の齋藤慎先生が進行中の研究の初期結果を発表し、フィラピーへの期待がさらに高まる機会となりました。

▲6月のJSDT展示ブースでは、フィラピーのメカニズムを強調した展示が例年以上に注目を集め、多くの方々にお立ち寄りいただき、フィラピーの原理や効果をご理解いただく貴重な機会となりました。

▲JSDTでのフィラピー研究会のメンバー募集活動を通じてご登録いただいた方々です。


▲9月29日、関東甲信越臨床工学会のランチョンセミナーには、多くの臨床工学技士の皆様にご来場いただき、大変盛況となりました。

▲第5回日本フットケア・足病医学会年次学術集会11月29日~30日)にて、フットケアのトータルソリューションをテーマにJMS社と共同出展しました。

▲4月13日の第50回血液浄化技術学会にて、群馬パース大学の齋藤慎先生(左・発表者本人)が英語ポスターセッションでフィラピーの発表を行われました。

▲10月5日、第4回日本フットケア・足病医学会東海・北陸地方会学術集会にて、弊社のフィラピーとJMS社のレーザ血流計(ポケットLDF)を使用したハンズオンセッションを共同で実施しました。

WCN|南米アルゼンチン


2024年4月13日から2日間、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催された「2024 World Congress of Nephrology(WCN)」に参加しました。本会議は国際腎臓学会(ISN)が主催する、腎臓専門医が研究成果を共有する世界的な場です。

 

フィラピーはパンデミックの影響で一時活動を停止していましたが、2024年より再始動し、「フィラピー遠赤外線治療器」を携え南米アルゼンチンに初上陸しました。今回、腹膜透析・血液透析の課題解決策を提案し、多国籍の腎臓専門医から注目を集めました。

 

この展示を通じて、フィラピーが南米市場で広がり、透析患者の生活の質向上に貢献することを期待しています。


施設訪問|南米チリ

 

チリの理学療法士であるVictor氏は、アンプタ後のリハビリテーションを専門に取り組んでいます。彼はアンプタに伴う幻肢痛に深い関心を持ち、フィラピーに関する論文でその治療効果についての報告を読んだ後、2020年にフィラピー本社に連絡を取り、フィラピー遠赤外線治療器をご購入いたしました。

 

2021年からは、フィラピーを使用して下肢動脈閉塞症の治療に本格的に取り組み始めました。アンプタ後のリハビリテーションや糖尿病足の予防および治療に活用され、彼自身も驚くような効果を確認しています。そして2022年には、チリでの代理販売を提案いただきました。

 

2024年、アルゼンチンでの世界腎臓医学会(WCN)終了後、アンデス山脈を越えてチリの首都サンティアゴ(Santiago)を訪問しました。Victor氏の手配により、2つの透析室を訪問し、フィラピーについて説明しました。現地の医師たちはフィラピーに興味を示し、導入とチリでの普及を目指した研究協力を進めることを決定し、使用を開始しました。また、チリでその研究成果は、チリ腎臓医学会で発表予定です。

 

これがフィラピーのチリ進出の第一歩であり、南米展開における重要な拠点となります。


▲左から1番目はチリの理学療法士Victor氏です。

▲Clínica Indisaの先生たち に、フィラピー療法の詳細をご説明いたしました。

▲Hospital Fusat腎臓科主任のDra. Patricia Díazに、フィラピー療法の詳細をご説明いたしました。

OSNT|中東オマーン

 

2024年9月5日から7日、オマーンのサラーラで開催された腎臓学会OSNT(Oman Society of Nephrology and Transplantation)にて、フィラピーはスポンサーとして出展しました。

 

きっかけは2021年、オマーンの医療スタッフであるHamed氏がイギリスでの研修中に複数の施設でフィラピーを目にし、その有用性を実感したことです。その後、研修報告書にフィラピーの透析治療への活用可能性を記載し、オマーンでの導入が進みました。また、糖尿病患者のシャント手術後の難治性傷口がフィラピーの使用により完治したという報告もあり、創傷治癒への高い有効性が確認されています。

 

こうした成果から、オマーン腎臓学会はフィラピー社を学会に招待しました。また、Hamed氏は博士論文のテーマとしてフィラピーを選択し、その指導教授には、世界中で多くの重要なフィラピー関連論文を発表している林志慶教授が就任予定です。

 

フィラピーが国際的に評価され、医療分野で広く活用されていることを大変嬉しく思います。今後も研究と協力を通じ、医療現場への貢献を目指します。


▲Hamed氏(中央)が自身の使用経験をもとに、スルタンのいとこ(左から4番目)にフィラピーについて説明しました。

▲弊社の李社長(左から2番目)は、スルタンのいとこ(左から1番目)よりスポンサー表彰を受けました。

12月、広島大学原爆放射線医科学研究所の東幸仁教授が台湾を訪れ、フィラピー台湾本社主催の医学サロンで「血管内皮機能」をテーマに講演されました。フィラピー台湾本社はFMD検査装置の台湾代理店であり、この装置を唯一製造・販売する日本のユネクス社が東教授の来台を全面的にサポートしました。

 

滞在中、東教授はフィラピーにも関心を寄せ、フィラピー台湾本社を訪問しました。弊社の李社長から製品や研究内容の詳細説明を受け、フィラピーの臨床試験や独自のメカニズムに感銘を受けられました。

 

今回の講演には多くの台湾医師が参加し、血管内皮機能やFMD検査の重要性について活発な議論が行われました。講演後の意見交換では国際的な交流も深まり、参加者にとって有意義な時間となりました。

 

東教授の訪問を契機に、台湾の心血管疾患予防や健康管理のさらなる向上、そして台湾と日本の医療・研究分野での連携が一層深化していくことが期待されます。

▲弊社台湾本社にて李社長(左)が広島大学原爆放射線医科学研究所の東幸仁教授(中央)とユネクス社の 和田琢哉社長(右)にフィラピーの沿革を説明しました。

▲弊社李社長(左)と広島大学原爆放射線医科学研究所の東幸仁教授(右)

▲12月19日台北講演会場の様子

▲12月20日高雄講演会場の様子

2022年よりフィラピー研究会と定期的にオンライン勉強会を共同開催しており、参加者数は着実に増加しています。昨年は3回の勉強会を開催し、10月の第9回勉強会では参加者数がついに100人を突破しました。

 

さらに、JSDTでフィラピー研究会メンバー募集活動を公開した結果、昨年3月に始まったメルマガの登録者数は現在約500人を超え、今後の増加が期待されています。

 

フィラピー研究会は拡大を続けており、オンライン勉強会やメルマガを通じて、より多くの有意義な交流の場を提供してまいります。

▲10月の第9回勉強会では参加者数がついに100人を突破しました。(ZOOM画面のスクリーンショット)

【フィラピー治療によるシャント血流量増加・PTA周期の延長の検証】

(医)社団愛友会蓮田一心会病院(第69回日本透析医学会学術集会・総会 口演発表)

 

【当院における遠赤外線照射療法の比較検討】

国家公務員共済組合連合会熊本中央病院(第69回日本透析医学会学術集会・総会 口演発表)

 

【透析患者に対するフィラピー治療の有用性】

(医)社団武蔵野会TMG宗岡中央病院(第69回日本透析医学会学術集会・総会 口演発表)

 

【スチール症候群に対しフィラピー療法が有用であった1例】

(医)今村クリニック(第69回日本透析医学会学術集会・総会 口演発表)

 

【シャント機能不全予防に対するフィラピーの効果】

(医)秀仁会川島クリニック(第69回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)

 

【遠赤外線療法と頸動脈プラークスコアの関係】

社会医療法人岡村一心堂病院(第69回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)

 

【シャントケアにおけるフィラピーの有用性について】

(医)社団健栄会守谷駅前クリニック(第69回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)

 

【透析中における遠赤外線療法の効果に関する検証】

JCHO札幌北辰病院(第69回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)

 

【フィラピー療法における透析中足趾血流量の変化】

(医)偕行会碧海共立クリニック(第69回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)

 

【フィラピーによる下肢末梢循環改善効果】

(医)偕行会偕行会セントラルクリニック(第69回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)

 

【Usefulness of hot shot intermittent infusion online hemodiafiltration plus far-infrared therapy for dialysis patients with lower extremity arterial disease_ a case report】

群馬パース大学・齋藤慎 (Renal Replacement Therapy 論文発表)

 

【Far-infrared stimulation of Neiguan acupoints improves heart rate variability and ameliorate fatigue in hemodialysis patients: A randomized trial】
School of Nursing, National Taipei University of Nursing and Health Sciences (Taiwan) ・ Chi-Feng Liu (Journal of the Chinese Medical Association 論文発表)

 

【フィラピーの使用経験】

浩和医院(第47回青森人工透析研究会 ポスター発表)

 

【The Usefulness of Hot Shot Intermittent Infusion Online Hemodiafiltration Plus Far-Infrared Therapy for Dialysis Patients with Lower Extremity Arterial Disease】

群馬パース大学(第50回 血液淨化技術学会 ポスター発表)

 

【透析中のシャント血管痛の緩和に遠赤外線療法治療器(本治療器)が有用であった一例】

(医)星晶会 星優クリニック(第27 回日本腎不全看護学会学術集会・総会 口演発表)

 

【透析患者に対するフィラピー長期使用の効果について】

(医)援腎会 すずきクリニック(第5回日本フットケア・足病医学会学術集会 ポスター発表)


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